
実はお歳暮として送ってはいけない品物があるのはご存じでしょうか。特に目上の人に送る際には気を付けなければいけません。
例えば、もらって嬉しい品物の上位にランクインする現金やギフト券などの金券は「(相手が)お金に困っているから恵んでやる」という意味にとらえられてしまいます。最近はそういった考えは薄れてきましたが、人によって考え方は様々なのでやめておいた方が無難です。
ハサミや刃物は「相手との縁を切る」という意味合いを持ちます。
悲しみの涙を拭くハンカチも同様の意味でやめた方が良いとされています。
靴や草履、靴下は「相手を踏み潰してやる」の意味、服や下着は「(相手が)みすぼらしい格好をしているから恵んでやる」の意味があります。
友人同士ならファッションが好きで送ったりするのは全く問題ありませんが、目上の人が相手の場合はいくら良い品物でもお歳暮として送るのはやめておいた方が賢明です。
別の機会にプレゼントとしてあげましょう。
冷凍食品や生鮮食品を送る際は、事前に相手に送り状を送ります。
生鮮食品は賞味期限が短いため受けとる期間も短くなっています。
もしも不在が続くと相手が受けとることができなくなってしまうことがあります。
また、たくさんお歳暮を受けとる人は冷蔵庫がいっぱいで入りきらない、という場合もあります。
前もって届くことを知っておけば都合を付けて受け取れるようにしてくれるはずです。
お歳暮は喪中の方には送らない方が良いと思われがちですが、四十九日を過ぎていれば問題ありません。
その際、のしは水引のついたタイプではなく無地にします。