移動販売や宅配サービスの普及で使い切り食器を使った飲食物の販売は増えていますが、使い切り食器のコストは見逃せない問題といえます。しかし、テイクアウト商品はその容器まで含めて商品といえるので、コストはかかってもより良いものにしたいと考えるかもしれません。そうした場合に検討するのがオリジナルの業務用食品容器で、お店のロゴやオリジナルの模様あるいは市販品に無いカラーは他店との差別化を図るためには有効な手段です。とはいえ実店舗の営業と並行してテイクアウトをしていたり、小規模な移動販売だけを行っている場合には、高いコストと時間を掛けてオリジナル容器を作るのは割に合わないと感じるでしょう。
業務用食品容器の多くはシンプルですが、それゆえに使い勝手が良いといえます。例えば原材料表示や消費期限を知らせるステッカーを使う場合、他に装飾の無い容器だと重要な表示が目立つので、オリジナル容器よりも低コストなステッカーをつかえば、地元産の素材を使用しているなどのこだわりのポイントを容器から前面に押し出せます。また、スイーツやサンドイッチなど見栄えを重視した商品を梱包するのであれば、余分な装飾をしない方が商品の良さをアピールしやすいです。それだけでなく、商用利用可能なマスキングテープなどのラッピング資材を使ってシンプルな業務用食品容器をデコレーションすることも、フォトジェニックな商品を実現するうえで役立つはずです。